第23回「李秀賢氏記念韓国青少年訪日研修」の高校生20名が来日
独立行政法人国際交流基金関西国際センター主催の標記研修が、今年も1月24日(水)~2月7日(水)の日程で行われました。この研修は、日韓の架け橋を目指した李秀賢さんの遺志を次世代に引き継ぐため、2002年から毎年実施されており、今回で23回目となる本研修の参加者は400名を超えます。例年と同様に、韓国全土の高校から集まった20名の研修生が、東京、大阪、京都を訪ね、李秀賢さんゆかりの地を訪問した他、日本の高校生との交流、日本文化の体験など充実した15日間を過ごしました。
新大久保で追悼式を開催
李秀賢さんがなくなってから23年目となる2024年1月26日、東京・新大久保駅ではお母様である辛潤賛さんが韓国の駐日大使と共に事故の現場となったホームで献花しました。韓国の通信社である聯合ニュースや日本のNHKなどが報道しました。
このあと新宿韓国商人連合会が主催し行われた追悼式では、秀賢さんの半生を描いた映画で秀賢さんを演じた韓国の俳優イ・テソンさんが参加しました。報道によると、イさんは日本語で「両国の架け橋になるという彼の心を受け継ぎ、俳優としてできることに最善を尽くします。映画のタイトルのように、あなたを忘れません。空でゆっくり休んでください」と追悼したといいます。
ドキュメンタリー映画『かけはし』が、広島で再上映
2023年10月21日に、「駐広島韓国総領事館」様と共に「広島県日韓親善協会」様にもご後援いただき、広島「八丁座」でドキュメンタリー映画『かけはし』を上映しました。李秀賢さんのお母様の辛潤賛さんも駆けつけてくださりご挨拶いただきました。八丁座支配人の蔵本健太郎様とサロンシネマ支配人の桑原由貴さんと主題歌の歌と演奏を行い、最後に、これまで30か国・500人以上の広島の留学生をご支援されてきた梅谷忠範さんにご挨拶いただきました。当日は130人が来館され、映画を鑑賞されました。
第22回奨学金授与式を開催
2023年10月18日に、李秀賢さんのお母様の辛潤賛さんを迎え第22回奨学会授与式が開催されました。奨学生65名のうち、リモートを含め55名の奨学生が参加しました。表彰状を一人ひとりに手渡し、リモートで参加している奨学生は、名前が呼ばれると、手を振って応えていました。授与式の後、4年ぶりに交流会が開かれました。授与式では緊張していた奨学生も、交流会では辛潤賛さんとお話ししたり、他の奨学生と歓談し笑顔が見られました。
TBSテレビ「ワールド極限ミステリー」で紹介される
これまでも新大久保駅の事故については、NHKの「クローズアップ現代」などでも度々取り上げられてきましたが、2023年9月6日(水)夜9時からTBSテレビ「ワールド極限ミステリー」で紹介されました。